2013-07-12

Dringe Augh ふたたび松本で投げ銭ライブ








6月にGive me little more.にもやってきた韓国のSSW・Dringe augh(ドゥリンジ・オゥ)が再び松本登場。霊や魂(本人は「おばけ」と表現)を主題とした少し怖い歌詞が、開放弦を多用したフィンガーピッキングにより生み出される恍惚のコードと甘いメロディにのり、デカダンスとは距離をおいた独特のサイケデリアが充ちる彼のフォークソング。dommuneに出演したり、各地でかなりの本数のライブを重ねたり、とてもこの滞在中に日本にいることがある意味では普通になった彼の新しいモードが見れるのではないでしょうか。共演は、アシッドフォーク的な幽玄な世界観と古今東西のグッドミュージックを貪欲に吸収したギターフレージングが魅力のシンガー・玉屋、オルタナ的なアプローチと楽しげなコーラスワークで彩られた穿った奴らのフォーキーソングを鳴らすslumのふたり編成。Give me little more.の投げ銭ライブは、入場無料なのでバー感覚でふらっとお越しいただけます。

7月19日(金)
 「Dringe Augh 投げ銭ライブ」
 開場19:00 / 開演19:30
エントランスフリー!(要1Dオーダー+投げ銭)
ACT:Dringe augh(from KOREA)、玉屋、slum(ふたり)

■出演者プロフィール
Dringe Augh (ドゥリンジ・オゥ)

ドゥリンジ・オゥは、韓国/ソウルのフォーク・シンガー。ニック・ドレイクやバート・ヤンシュ、フェアポート・コンヴェンションなど、英米のフォークシンガーの影響を受けながらも、レオ・コッケを彷彿とさせるような手練なフィンガーピッキングと静けさを携えたような歌声や皮肉に富んだ歌詞の楽曲は、韓国SSW界においても独り異彩を放って来たDringe Augh。デビュー作『individually wrapped』のリリースに続き昨年韓国気鋭のレーベルElectric Museより『between the tygh』を発表。その新作アルバムを携え急遽来日公演が決定!!ここ数年で世界中のアシッド/サイケデリック・フォーク・ファンから注目されるGeorge-Edwards Group, Just Others, Aj Webberなどを再発するBella Terraレーベル、Michael Angelo, Ann Reedなどを再発するBig Pinkレーベル、Barbara Sipple, Michael Hurleyなどを再発するMedia Arteレーベルなど、凄まじい勢いを感じる韓国フォーク・レーベルに連なるような音楽性を体現しているドゥリンジ・オゥの演奏は大注目です。

2013-07-10

7月14日(日)ライブイベント「natsu no shunkan ゆーきゃん× 井原羽八夏× metoba traffic」


2013. 7.14 (sun)
Give me little more.(旧シェラ)
open 18:30 start 19:00 ticket¥1800(学生¥1500)

act:ゆーきゃん(京都) / 井原羽八夏  / metoba traffic

新しくオープンする多目的スペースGive me little more.のオープニングライブに京都のシンガーソングライター・ゆーきゃんが登場します。ささやくようなファルセットボイス、景色をとらえた情感たっぷりの言葉、涼しげなコードの響き…彼の歌は、季節の移り変わりの一瞬を感じたときの気持ちを思い起こさせます。共演は、旅先で交わす別れの言葉のような清々しい力強さと” ふつう ”の感覚から言葉を投げているからこそ含意される自然体の毒が効いた歌を鍵盤にのせて歌うシンガー・井原羽八夏と、日常の隙間に存在しているユートピアを見つけて音と戯れる、柔らかな音像のエレクトロニカを紡ぐトラックメーカー・metoba traffic。女鳥羽川沿いで、ささやかな「夏の瞬間」に耳を傾ける夜をお楽しみください。

■出演者プロフィール

ゆーきゃん
シンガーソングライター。いつだってよい音楽を創りたいと思っているけれど、ときどきはひどいライブもする。 駄作も書いた。浮いたり沈んだり、妬んだり焦ったり、人前に立つのも嫌な日さえ、ときどきある。それでも、聞くこと、聴くこと、書くこと、読むこと、見ること、見えること、忘れては思い出して、 眠っては目覚め、歩いては立ち止まり、流れては澱み、生きること、言い切ること、そういうこと、こういうこと、すべてを指してゆーきゃんと言うのだと思う。京都にて10年間続くインディ・フェス「ボロフェスタ」主催メンバーのひとり、オンライン・CDストア「サンレインレコーズ」管理人。「あらかじめ決められた恋人たちへ」のリーダー池永正二とのユニット「シグナレス」、および5人組フォークロック・グループ「欠伸 ACBIS」でも活動中。

井原羽八夏
長野市在住。ピアノを弾いて歌うシンガーソングライター。

おおらかなメロディと、シンプルながらも詩情ゆたかなことば、そして声の力強さと優しさがくっきりと浮かび上がってきます。まっすぐに外にも内にも向かう歌は眩しい、あらためてそう思います。(comented by sunrainrecords

metoba traffic トラックメイカー。長野県松本市在住、1984年生まれ。

いつの間にか浮かび上がってしまっているような軽やかなビート・メイキングと、オーロラのうねりをサウンドにしたようなシンセ・メロディ、キラキラと煌き続けるリフレイン。まるで、Mexican Summerのシンセ・サウンドを、長野の山中で森林浴させたような、清廉で美しいインディ・エレクトロ・ブレイクビーツの大傑作!(comented by Jet set 1st album「here you go」に寄せて)

7月13日(土)Give me little more.オープニングパーティー!



女鳥羽川沿いの古いバー、シェラの跡地で、上映スペース / 多目的イベントスペース / バースペース・Give me little more.がオープンします。そのオープンを記念して7月13日(土)に、オープニングパーティーを開催いたします。当日は夏野菜豆乳グリーンカレーの振る舞いもあり(30食限定予定 19:30より配膳)。言葉の時間としてトークセッションを行う昼の部と、音の時間として夜の部はリスニングパーテイーを行います。昼と夜のコントラストをお楽しみいただくボリューミーなオープニングパーティー。ぜひ、お越し下さい!
イベント中、バースペースでは、ドリンクとフードをお楽しみいただけます。 (フードの提供は19時より。)


昼の部 「ブレインストーミングトークセッション」 15:00~19:00
昼の部は、徹底的に話しあうための時間。長丁場な時間設定の中、テーマを区切って、松本の文化環境をおもしろくするためのアイデア出しを参加者で行うブレインストーミングトークセッション。途中参加途中退場自由。発言するのは尻込みしてしまうな、という方は見学だけでももちろん大丈夫です。

<トークテーマ>
「どんなイベントスペースが松本にあればいいのか?」
 松本のイベント環境を振り返りながら、こんな場所があったらいいと思うというアイデアを出していきます。そこからは地方都市で文化表現の場をつくっていくことの様々な葛藤が浮かび上がってきます。

「文化・芸術をどのように楽しんでいける可能性があるか?」
絶えず変化が起き続ける周囲の状況に応じて、文化芸術に対する接し方、楽しみ方も更新されていってもいいんじゃないでしょうか?かくあるべしという思い込みをこえてこんな楽しみ方ができるんじゃないかというアイデアを出していきます。

「どうやって松本の文化・芸術を外部に発信していくことができるか?」
いい場所があっても、その土地独自の楽しみ方ができていたとしても、その新陳代謝をよくするためには外との関わり方は不可欠。たとえば都市部と、他の地方都市と、さらにいえば海の向こうのシーンと、どうやってリンクしていくことができるか?考えてみませんか。

「松本に批評性を生み出していくことは可能か?」
地方ゆえに人との距離感が近いから…そんなことが理由かもしれませんが、どうしてもちゃんとお互いの活動に対して意見をフィードバックしていけるような環境が無さ過ぎる気がしませんか?いいね!とほめ合うばかりで切磋琢磨のないコミュニティに未来はない、ということで建設的な批評性がこの土地に根付くためにはどうすればいいのか?その難しさをいかに乗り越えるかを考えてみませんか。
 


リスニングパーティー「無国籍音楽宣言」 20:00~明け方

【DJs】 maita(Chez momo)、前田理子、玉屋、平林キャプテン(チョコレートタウンオーケストラ)、DJ carinto(something tender) 小林新、DJ NICO、YUKI( SHELTER )、SHIUN、いくま(ジ・オーパーツ)、fujimo9 (※出演順に記載)

夜の部は、次々と流れるグッドミュージックに耳を傾ける時間。まったりと行われる文化系DJイベント。ネット上で音楽が水道水のように垂れ流されている今だからこそ、人伝てに教えてもらう音楽のアウラを大切にしていきたという思いでやります。総勢10人をこえる音楽中毒者たちがかける古今東西多種多様な音楽の中から自分のお気に入りを見つけてみてください!