2015-11-13

2015年12月11日(金)『ROTH BART BARON "ATOM" Release Tour 2015』

ROTH BART BARON

2ndアルバム『ATOM』(モントリオールのHotel2Tangoで録音。)をリリースしたROTH BART BARON(ロット・バルト・バロン)のリリースツアー松本は、ギブミーにて開催。バンジョー、マンドリン、ピアノ、グロッケン、フィドルなど多種多様な楽器を用いてスタジオワークの中で綿密な構築されたサウンド、美しいメロディと音響派的なアプローチで生み出されたノイズのコントラスト、80’s、90’s SF映画のもつデジタル感とアナログ感の共存をイメージさせる楽曲のテーマ、日常風景の描写とはまた別次元にある「アン ユージュアル」で滅びの匂いを感じさせる歌詞世界、それでいて決してクールにならず感情を剥き出しにした生命力のたぎるエモーショナルなアウトプット。東京ライブハウスシーンから浮上したわけではなく、自分たちのスタイルに忠実に海外ツアーやレコーディングを行い獲得した音楽性は日本の音楽シーンの中でも他に喩えようのないものとないっています。核となる2人にサポートメンバーを加えた編成で聴かせてくれるライブでの音像も必聴。wilco、 Bon Iver、freet foxies、yo la tengoのようなエクスペリメンタルなアコースティックサウンド好きは勿論、新しいジャパニーズポップスとしても聴ける彼らのサウンド、是非多くの方に体感してもらいたいです。
共演は、ニューヨークで結成された日本人男女2人組ROBIN’S EGG BLUE。もともとミュージカル志望だったというAtsumi (vo, synth, ukulele)の歌声のもつスケール感と、フォーク、ロック、エレクトロニカ、サイケデリック、ジャズ、クラシックといった要素を自由に操り繊細かつダイナミックなポップス楽曲群。地元アクトは、不可思議なアンサンブルとわかりそうでわからない言葉の羅列に、クエスションマークを浮かべつつぐっときてしまうバンド・ジ・オーパーツ。小さなギブミーのライブスペースから音がどんどん拡張していく壮大なサウンドスケープの一夜になるのではないでしょうか。


12月11日(金)
『ROTH BART BARON "ATOM" Release Tour 2015』
■出演:ROTH BART BARON(from東京)、ROBIN’S EGG BLUE(from NY)、ジ・オーパーツ
■料金:¥2,500(ドリンク代別)
■時間:OPEN / START : 18:30 / 19:00

ROTH BART BARON

三船雅也 (Vo. /Gt.)、中原鉄也(Ds.)から成る日本、東京出身の2人組フォークロックバンド。真冬の米国フィラデルフィアで制作され、2014年にリリースされたデビューアルバム『ロットバルトバロンの氷河期』は音楽メディアの2014年ベストディスクに数多く選ばれるなど、高い音楽性と圧倒的なライブ・パフォーマンスが固たる評価を得る。再び米国に戻り7都市を回るUSツアーも敢行、帰国後に渋谷WWWで開催されたワンマンは歓声をもって迎えられ大成功をおさめる。2015年はVIVA LA ROCKCIRCLERSR、サマソニなど大型ロックフェスにも出演、無名の新人ながら強烈なインパクトを残した。
三船がSF映画から着想を得て、カナダ、モントリオールのスタジオにて現地のミュージシャンとセッションを重ね作り上げられた1年半ぶりのセカンドアルバム「ATOM」を20151021日にリリース。
118日からの東京 代官山UNITを皮切りに4ヶ月日本全国を回るATOMツアーを行う。

2015年11月29日(日) 『女鳥羽考争~ニイタカヤマvsシリーズ~ 第一戦 ニイタカヤマ vs みずすまし』

ニイタカヤマ

みずすまし

松本が生んだ四畳半フォーク×ハードコアバンド・ニイタカヤマによる新しいイベントがギブミーにて誕生、女鳥羽考争勃発!!3ヶ月に一度のペースで、毎回ニイタカヤマが本気でぶつかりたいゲストを迎えて45分の真っ向勝負を繰り広げます。記念すべき第一回のゲストは東京より「みずすまし」 。まさに西村賢太小説の主人公的な自堕落、極貧、将来の不安、淡い期待、生きる希望…そんなテーマを直球ロックンロールサウンドに載せて歌うバンドです。
そして女鳥羽考争では転換中に、普段ライブハウスにはなかなか登場しないアクトが幕間出演!今回は、間髪入れずに放たれるシリアスな詩世界を持つ松本在住のラッパー・welltord。

秋はメンバーの本業りんご収穫の関係でライブはお休みのニイタカヤマ。初冬を迎えて彼らの溜まりに溜まったいきりたつ激情が暴発する現場を目撃せよ!限定30名のイベントなので、ぜひご予約はお早めに!

11月29日(日)
『女鳥羽考争~ニイタカヤマvsシリーズ~ 第一戦 ニイタカヤマ vs みずすまし』
■出演:ニイタカヤマ、みずすまし(東京)
■間劇: welltoad (ラッパー)
■開演19:00 / 開場19:30
■料金:¥1,500 *Drink別

ニイタカヤマ


ニイタカヤマ
オカダタクヤ 弦楽器
ナガトモダイスケ 歌
ヒロカワシンイチ 生命体
マルヤマ タツヤ 打楽器

2007年、部屋に籠り悶々とフォーク、パンク、ソウル等を聴いてるだけの無駄な日々を送っていたナガトモダイスケが一念発起してバンドを結成。素人ばかりのバンドは当然直ぐに煮詰まることになる。
新メンバー募集にあたり、某SNSサイトの書き込みがきっかけでオカダタクヤと出会う。まるで暗黒街の殺し屋の様な風貌だったが、そんな危惧も難なくクリアでバンドに加入。
一方その頃、自身のバンド活動がうまく行かず大北の大地でくすぶっていた男・ヒロカワシンイチ。早朝のガストにてナガトモの説得の末、バンドに加入。(会計はヒロカワによるものだった)
4人体制となり、暫く活動するも一度解散。その後、ヒロカワが散り散りになったドラゴンボール(メンバー)を再び集めバンドは再始動。
再始動以降はドラムが固定しない状況が続きナガトモはTwitterに熱中し、オカダは酒ばっかり呑んで、ヒロカワは酔い潰れてはその姿をネット上に晒されたりしていた。ようやく加入した2代目ドラマーも2014年・冬、スタヂオを後にすることになる。そんな中、「なんかバカっぽいから。」と言う失礼極まり無い理由だけでナガトモが1人の男を勧誘。白馬村でメタルを手に入れた男・マルヤマタツヤである。マツモトシティで一番ハイハットのポジションが高い男がバンドに加入。
フォークでパンクでハードコアでロックンロール。僕らの行進曲は光か、はたまた遠吠えか。フロム マツモトシティ・ニイタカヤマ。

みずすまし

2011年6月頃結成。

時代錯誤的な“青春の挫折”を臆面もなく歌う“私小説派”ロック・バンド

まるで西村賢太の小説の主人公を地で行くような歌詞と
破天荒なライブパフォーマンスが一部の人たちの間で高い評価を受けて

2013年6月26日1stアルバム「吉祥寺の空」でインディーズデビュー。

2013年11月新宿JAMで行われた初のワンマンライブでは、
過去最高の150人近い動員を記録する。

2014年9月長野県松本市で行われた
「りんご音楽祭2014」に出演。

2015年1月28日
2ndアルバム「無名時代」を発売。
今作品はエンジニアに毛皮のマリーズ、THEBAWDIES
エルレガーデンを手掛けたDEWマキノ氏を迎え制作された。

2015年9月6日には会場限定シングル「無能の人/春夏秋冬」を発売
それに伴いレコ発を新宿マーブルにて開催
(KETTLES、ニイタカヤマ、僕のレテパシーズ、)

2015年9月26日、27日にはりんご音楽祭2015に出演予定

2015年11月22日に上野水上音楽堂にて初の主催フェス
「無名のロックフェス」を開催決定

2015-11-12

2015年11月27日(金)28日(土)『劇場版 どついたるねんライブ』※R18指定 カップリング上映『サマーセール』、『ミヤジネーション』 


どついたるねん

東京インディカルチャーのポップアイコン・音楽集団どついたるねんと
『テレクラキャノンボール』でお馴染みのHMJMがタッグを組んだ
ライブ×AVの異色作品。
カンパニー松尾のトークライブもあります!

「東京で一番おもしろいバンド」をキャッチフレーズに、様々なサポートメンバーによる不定形編成、3ヶ月毎日youtube動画発表、SUSHI BOMBER名義でのアメリカ西海岸ツアー、BEAMSのモデル起用、写真集『MY BEST FRIENDS』の出版、銀杏BOYZ峯田和伸のプロデューサー招聘、演劇や映画への出演…とにかく話題に欠かないジャンルミックスで躁状態な活動を展開する音楽集団・”どついたるねん”。今年の6月、彼らと『テレクラキャノンボール』でお馴染みのHMJM(ハマジム)梁井一のタッグにより開催された完全招待制18禁ライブをドキュメント収録したのが本作『劇場版どついたるねんライブ』。ライブとセックスが同時進行する汗と熱と汁にまみれた狂乱の現場が映し出されます。勿論、長野県初上映。28日(土)の上映終了後には、HMJM代表のカンパニー松尾氏がトークゲストとして登場します!
今回は両日、それぞれHMJM、どついたるねんとも関わりの深い2人の映像作家による映画作品をカップリング上映。1日目は、どついたるねんの映像を手がける岩渕弘樹監督が、激情派SSW大森靖子とコラボして新宿歌舞伎町・ラブホテル二泊三日ドキュメントを制作し頓挫する様が描かれたドキュメンタリー映画『サマーセール』(2012)。2日目は、シャムキャッツ、平賀さち枝といったインディミュージシャンから、川畑要(CHEMISTRY)まで、様々なミュージシャンの映像を手がける映像作家として知られつつ、マスターベータソン2008(自慰の世界大会)チャンピオンとしての顔を持つエリザベス宮地が、惜しまれつつも解散したSEBASTIAN X永原真夏とのコラボで異色すぎる自分史を描く映画『ミヤジネーション』。こちら2本も松本で見ることができる滅多に無い機会です。

音楽と映画とエロがギリギリのところで交差するこの上映会、ぜひお越し下さい!


11月27,28(金、土)
『劇場版 どついたるねんライブ』上映会※R18指定
■時間 OPEN19:00 START 20:00
■料金 (前)¥1,400 (当)¥1,600 すべて1D別
■プログラム
27日(金)
『サマーセール』+『劇場版 どついたるねんライブ』

28日(土)
『ミヤジネーション』+『劇場版 どついたるねんライブ』+カンパニー松尾トーク

▼プロフィール
どついたるねん

2007年に先輩、ワトソン、山ちゃん、うーちゃかを中心に結成。2014年からDaBass、浜公氣、ファック松本、小林4000を含 めた8人編成となる。2011年発表のファースト・アルバム『ダディ』から、2014年に発売の峯田和伸(銀杏BOYZ)プロデュースによる『BEST HITS』にかけて、7枚のアルバムをリリース。日本各地で精力的にライヴ活動を行い、2015年には変名“SUSHI BOMBER”として、2週間にわたるアメリカ西海岸ツアーを敢行。10月21日、自主レーベルTrain Train Recordsより初のR&Bアルバム『ミュージック』をリリース。2016年からは47都道府県を回るリリースツアーを予定している。また、セレクトショップBEAMSのモデルや、演劇・映画への出演、写真集『MY BEST FRIENDS』の出版、AVメーカーHMJMより『どついたるねんライブ』発売&AVオープンエントリーなど、活動が多岐にわたる純音楽集団である。

2015-11-05

2015年11月30日(月) 田口史人『レコードと暮らし』(夏葉社)発刊記念 レコード寄席!



田口史人著 『レコードと暮らし』(夏葉社)

イベントフライヤー

音から立ち上がる人々の暮らし。
円盤・田口史人によるレコード昭和民俗学。

「もの」と「音」と「暮らし」をめぐるトークイベントを開催します。高円寺の名物音楽空間”円盤”店主の田口史人がお送りするレコード寄席。今年は、田口氏の初の単著『レコードと暮らし』(夏葉社)の発刊を記念したスペシャル編でお届けします。

この本は音楽の本ではなく、レコードの本。そして、レコード寄席が取り上げるのも、ポピュラー音楽のためのレコードではなく、昭和を生きる人々の暮らしの中にあった記録媒体としてのレコード。たとえば、農協からのお知らせや、企業からの宣伝、結婚式の引き出物や、我が母校の校歌や、アイドルのひそひそ話など…人々の意識には上がらないほど暮らしの隅々に存在していた忘れられたレコードたち。田口氏の軽妙なナビゲートとともに、一枚一枚そのレコードたちを聴きながら、そこから立ち上がってくる昭和の暮らしに思いを馳せる時間をぜひ味わってみてください。


ストリーミングサービスが日本でも本格化する一方で、世界的にアナログレコードの需要が急激に高まり、人々の「音」と「もの」をめぐる意識が少しづつ変わってきています。私たちの暮らしの中で「音」と「もの」の関係性が今後どのようになっていくのか、改めて思いをめぐらせる良いきっかけになるのではないでしょうか。

オープニングライブには、卓上に並べた数々の玩具などを用いてドローン演奏を行う金沢の音楽家・ASUNA。

レコード好き、昭和好き、ものづくりに興味がある人、珍しいもの好き、民俗学好き、自分の興味にあわせて様々な角度から楽しめるイベントです。ぜひ、お待ちしております!

11月30日(月)
田口史人『レコードと暮らし』(夏葉社)発刊記念
レコード寄席!
■トーク:田口史人
■オープニングライブ:ASUNA
■料金:(前)1,800yen (当)2,300yen (学生)1,300yen (*すべて1D別)  
■時間:(開演)19:30/(開場)19:00

▼プロフィール
田口 史人
昭和42年生まれ
80年代中頃から、レコード販売、CD制作、音楽関係の物書き始める。

現在、円盤店主。

ASUNA

1999年から古いリード・オルガンとエレクトロニクスによるドローンを主体として制作された数々のカセット・テープ作品が、西新宿ロス・アプソン?や、渋谷クララ・オーディオ・アーツといったレコード・ショップにおいて話題を集め、2003年スペインのラッキー・キッチン(Lucky Kitchen)よりアルバム"Organ Leaf"を発表し、CDデビュー。それと前後して発表されていた、解体されたリード・オルガンのモーターとリード蓋の固体振動をピックアップすることによって制作された作品"Each Organ"によって「Improvised Music from Japan」誌上でも音源やインタビューが取り上げられ、その後インスタレーション作品の展示でも注目を集める。それ以降、エイプスタージュ(apestaartje)や360°recordsなど国内外問わず、多数のコンピレーション・アルバムに参加。近作にはHEADZからの集大成的な2枚組アルバム"THIS"と、米ブルックリンを拠点とするミュージック・リレイテッド(music related)からの最新アルバム"flowers"などがある。ソロ活動と並行し、名古屋のteasi、鳥取のトリレーベルのshibata、カナダのSecret Mommy、韓国のMagazine King、そして東京では元WrKの佐藤実(m/s、SASW)、My Pal Foot Foot、sawako、OPQらとコラボレーション活動も多数行ってきた。また、自身のレーベルao to ao(http://d.hatena.ne.jp/aotoao/)を主宰している。