2016-06-04

2016年6月4日(土)『王舟&マッティア・コレッティ ジャパンツアー 松本公演』

 王舟

 マッティア・コレッティ

may.e


東京インディの最重要シンガーと、
イタリアアヴァンポップギタリストによるスプリットツアー!

中国・上海出身、日本育ちのSSW“王舟(おうしゅう)”と、イタリア人音楽家“マッティア・コレッティ”が『6 SONGS』を共同制作、このたび松本にこの作品を携えて登場します!

王舟は、岸田佳也(トクマルシューゴバンド)、mmm、oono yuukiら東京を代表する多彩なゲストが参加したバンド編成1stアルバム『wang』でセンセーショナルなデビューを飾り、続く2ndアルバム『PICTURE』では、一転して全編宅録によるトロピカルエレクトロからフォークまでを横断する音楽性の広さで音楽的な幅の広さ披露(なんと英国インディダンスシーンの貴公子“Kindness”が絶賛し、収録曲『ディスコブラジル』のPV監督を努めたという逸話つき!)、cero、シャムキャッツらとの交流も深く、東京インディ人物相関図のどこを辿っても必ず彼に行き着くのではないかという存在感を放つ旬なSSW。華やかな話題性の一方で、彼の音楽性は極めてナチュラルな佇まい。鼻にかかったハミングのような歌声、母音を強調した独特の初音、英語と日本語を使い分けた歌詞、細野晴臣にも通じるエキゾな感覚で生み出された旅情を感じさせる楽曲には、押し付けがましくないレイドバックした「楽しさ」が溢れています。

そんな彼と共に今回アルバムを制作したのは、過去4度の来日ツアーを行っている日本が大好きになってしまったアヴァンポップギタリスト“マッティア・コレッティ”。ジョン・フェイヒーを思わせるドロップチューニングを施したアシッドなギタープレイと、初期アニマルコレクティブ的フリーフォークにも通じる電子音楽とアコースティックスのシームレスな融合、時折ノイジーでドローンなのに何故だか響きは牧歌的でさえあり、人懐っこさを漂わせる希有な存在。今回は2人の共演は勿論、それぞれのソロも楽しんでいただけます。

さらにもう一組、東京からゲストが! アシッドフォークとドリーミーポップのミッシングリンク、女性宅録シンガーソングライター“ may.e”が初登場。2013年1st アルバム『Mattiola』がネット上を中心に評判を呼び、現在も早いペースで作品を発表する彼女。幾重にも折り重なったエコーの中で鳴る低体温な質感の内部にピュアネスな初期衝動が詰まったメロディ、透明な歌声で歌われる日本語詞…海外のベッドルームポップシーンとリンクしたアーティストは数あれど、その中でも群を抜いて意思の強さを感じる音楽です。青葉市子や平賀さち枝のファンの方にも響くはず!

オープニングアクトには、3月にニューアルバム『bird watching』を発売した森林系アシッドフォークシンガー“玉屋”が出演。ニック・ドレイクやジェフ・バックリーからの影響を感じさせるフィンガーピッキングのギターにのせて、自分の生活圏内から滲みでてきた歌を歌う彼の音楽も見逃せないです!豪華、4組のシンガーソングライターが集うこの夜をお楽しみに。

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6月4日(土) Give me little more.
『王舟&マッティア・コレッティ ジャパンツアー 松本公演』
■出演:王舟(東京)、マッティア・コレッティ(イタリア)、may.e(東京)、玉屋
■時間:(開演)19:00 /(開場)18:30
■料金: (前)¥2,500 / (当)¥3,000
■予約:give.melittlemore@gmail.com

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王舟

上海出身、日本育ちのシンガーソングライター。2010年、自主制作CDR「賛成」「Thailand」をリリース。2014年、数多くのゲストを迎え、バンド編成で制作された1stアルバム「Wang」、7インチシングル「Ward/虹」をリリース。 2015年、1stアルバムのアナログ盤「Wang LP」、12インチシングル「ディスコブラジル」をリリース。2016年、すべて宅録で作り上げた2ndアルバム「PICTURE」をfelicityからリリース。バンド編成やソロでのライブも行なっている。

マッティア・コレッティ / Mattia Coletti
イタリアの摩訶不思議系SSW:マッティア・コレッティ。
その音楽性を言葉にする事は容易ではありません。
これまで共演させて頂いた方々(敬称略)山本精一・灰野敬二・豊田道倫・
石橋英子・古川日出男・ ETT・細胞文学・muffin・ユダヤジャズ・HOSE・dOPPO・accidents in too large field・オシリペンペンズ・
mass of the fermenting dregs・その他大勢の皆様と、
音楽と云う共通言語を以て、この国を感じてきたように思います。
美しさに満ち溢れているプリミティヴ・アコースティックサウンドを是非お愉しみ下さい。


僕にとってはすっかりお馴染みとなった音楽家、マッティア・コレッティ。
この新作は、人懐っこいギターのリフレインから始まる。まるで、「やあ、いつものオレだよ」とでも云うかの様に。増々巧妙なのだ。
気が付けば、また見知らぬ何処かへ連れて来られてしまった。
それからもう一つ、。彼はこのアルバムで素晴らしい歌声を披露している。
あまりに素敵なので、あえてミーハーな事を云ってみたい。
笑う帽子をかぶった彼が見える。西脇一弘(sakana) 2009年ジャパンツアー

僕はきっと出会う前からこの音楽を知っていた。
でも、Mattia Coletti と云う不思議な才能によって歪められたこの音楽は出会った途端に見知らぬ形に姿を変えてしまうのです。
西脇一弘(sakana)2007年ジャパンツアー

 *インタビュー記事
http://www.cookiescene.jp/2014/01/post-278.php
http://youthofeuphoria.blog65.fc2.com/blog-entry-414.html